自家製椿オイル（カメリアオイル）の作り方

こんにちは！

アロマセラピストのハーモニー南條です。

庭の椿の実が小さな青りんごみたいでかわいい💕

熟した実が弾けて種が見えているのに気づきました。

割れた実もとってもかわいいんですよね。

色も緑から赤、黄土色、茶色と様々、

大きさも小さいもの大きいものあり、

オブジェとしてもかわいい😍

しばらく庭石の上にそんな割れた実を並べて遊んでいましたが、

ふと、

アロマセラピストとしては

いつも買ってばかりでなく、

せっかく椿の種が手元にあるのに

そのままはないよね、

椿油を一度自分で抽出してみるしかないでしょ！

ということではじめての自家製の植物油、

椿オイル作り、スタート！

椿の種の殻を割るのに、

はじめ銀杏割りを使ってみたけど、大きさ合わないのと

パ～ンと飛んで行って作業効率悪いので、

金づちで軽くたたいて中身と分けました。

ミキサーかミルで砕こうかと思ったけれど、

量も多くないので、すりこ木で軽くたたいてすりつぶしました。

どこまで細かくするのかわからないけど、

この辺はこんな感じかな！ってところで　（笑）

ガーゼに包んで、蒸すこと約10分

熱いけど取り出して

いざ、絞り！！

端っこをねじり、何度かねじねじすると、

じわじわガーゼにオイルが！

そしてピューってオイルが流れ出てきました～

わ～い！！なんか感動！！

きれいな薄黄色のオイルです

しばらくすると、あら、もうオイルが垂れてこなくなりました。

でも絞ればにじんできます。

未練たらしくもう少し力をかけたらもっといけるかもと

割りばし使ってさらに絞ってみましたが、もう垂れてはきません。

もったいないからにじんでくるガーゼを手でギューッと絞り

手についた油を腕や足、髪の毛に塗りつけました。

髪も結構たっぷりつけたんですが、べとつかず

ツヤツヤで、めちゃくちゃきれいな髪になりほんとびっくり。

まさに艶って漢字の方がしっくりきます。

最終は、不純物を取り除くのにコーヒーフィルターとかキッチンペーパーで

濾して瓶にいれれば出来上がり！

初めに種の量とかはかっておけばよかったけれど、

すっかり忘れてました💦

でも殻と分ける前の種としては

80～90個くらいあったと思います。

それで5mlの遮光瓶がいっぱいになるくらい

椿油とれました！！

瓶に入りきらなかった椿オイルは

パプリカとまぶして食べました。

くせのないほんのりナッツのような香りの

美味しいオイルでした！

さて、一応、アロマセラピストのブログですから

ツバキオイルについてのうんちくも（笑）

アロマテラピーの中でもカメリアオイル（ツバキオイル）は人気の植物油の一つです。

カメリアオイルは、学名Camellia sinensis　などの

ツバキ科ツバキ属の植物から採れるオイル全般を指します。

厳密には日本の椿油は日本原産のヤブツバキ

学名Camellia japonicaから採れる

椿オイルのことを指します。

日本では平安の時代から使われる

世界に誇るすばらしい伝統的な植物油のひとつ。

椿油を含むカメリアオイルは

一般的にはオレイン酸メインの脂肪酸組成。

ただし、椿油の方がカメリアオイルより

オレイン酸含有が高く、80％以上といわれます。

アロマを学ぶ方は

精油にしても植物油にしても

学名を確かめるようにするといいですね。

やはりそれぞれの成分組成による

効能や違いを知る、または間違いを防ぐ上でも

学名を確かめる意味がありますね。

ツバキオイルは皮膚となじみがよく、

保湿作用や柔軟作用や保護作用に優れているので

髪や肌へ美容オイルとして人気が高いです

食用としてもオレイン酸の整腸作用や

動脈硬化などにも有効といわれます。

さて、今回の私の庭のツバキ、

学名まではわかりませんので

厳密には椿油というより

カメリアオイルと言っておいた方が

よいのかもしれませんね^_^

でもどちらにしても自分でとったオイルは

私にとっても楽しくよい経験になりました。

普段は植物油はオーガニックの

低温圧搾の植物油を買っていますが、

それら専門の作業工程とは

もちろん違うところも多々あると思いますが、

やはり手間をかけた大量生産でない

自然なものをいただく意味、

自分でこうしてやってみると

これまた改めていつもの手にしているオイルの

貴重さとありがたさを感じることができました。

はじめての椿オイル作り、大成功！

日本人には本当に身近な植物、椿。

ぜひ作られる際の参考にしてみてくださいね！